純情喫茶―恋する喫茶店―
「いや、そろそろ夫婦になるんだ」

そう言った谷木に、
「ええっ!?」

笙と明菜が声をそろえて驚いたので、玲奈は恥ずかしそうにうつむいた。

その時だった。

「見つかりましたよ!」

息を切らした朝倉が店に入ってきた。

その隣には、母親の姿があった。

「――お母さん…」

母親の姿を見つけた玲奈と笙は呟いた。

「――ごめんね、2人共…」

2人の姿を見た母親が泣き崩れた。

泣き崩れた母親を支えるように玲奈と笙は近づくと、抱き締めた。

☆★END☆★
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