また放課後の部活で
(こんな時間に公園でどうしたんだろう?)
「こんな夜遅くにどうしたの?」
私は山瀬くんに声をかけた。
「この公園は昔の友達との思い出の場所なんだ」
「私もこの公園好きだよ」
突然、山瀬くんのお腹が鳴った。
「お腹空いたからそろそろ帰るね」
山瀬くんは恥ずかしかったのか顔を赤くして言った。
「よかったらご飯食べに来ない?大したものは作れないけど」
「えっ、いいの?」
「うん。家この公園から近いし」
山瀬くんは子供のような無邪気な笑顔をつくった。
そして私達は夜の道を二人並んで私の家に向かった。

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