大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。

結局。
意味の分からないまま自宅に帰ってしまった。

いつもと変わらない生活に戻ってしまう。

戻ってしまうのだが
まだ心臓がドキドキと高鳴っていた。

何なのよ…余計な事しないでよ!

ギュッと服を掴み落ち着かせようとした。

部屋に戻り着替えている時、写真立てを見る。
私と隆史が写っている写真。

「……。」

その写真を見てると切なくなる。
もうあの時のようには、戻れないのね。

私は、信じていたのに。
ねぇ、隆史。

あなたは、どう思っているの?
今の私の事を…復讐が出来てない
私を呆れてる?

私、どうしたらいいの…?

ギュッと写真立てを抱き締めていた。

その姿をドア越しで見ていたアイツ。
私は、そんなアイツに気づかなかった。

数日後。
結局。何も変わらないまま過ごしていた。
気持ちは、未だに晴れないまま

ううん。これ以上考えないようにしていた。
そうではないと胸が押し潰されそうだったから

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