もぅ…。いいよね…。
ある場所それは、私達が付き合うという事になった記念の場所だったそれは、"屋上"

蓮はいつも屋上の1階下の空き室で女の子といっつもイチャついている。それをはじめてみた時嫌だった。これから行かないなんて考えてたけど今日くらいいいよね。
覚えてたらいいな…。なんて思ってた。

「ねぇ…。蓮…。今日の放課後一緒に過ごそ?それで今までのこと…。」

「無理。」

ちゃんと話し合おう。最後まで言う前に蓮の言葉でかき消された。"無理"ってなんなの?今日が記念日なんだよ?なんでなの?もぅ耐え切れないよ。…すぐに私から開放してあげるから待ってね。

「ねぇ蓮別れよっか」

「はぁ?お前何言って…。」

「もぅ疲れたの!!何もかもが!!他の女子とは仲良くしてイチャイチャしてさ私には冷たいそんなのおかしいじゃん!普通彼女と仲良くしてイチャつくものじゃん私ずっと我慢してきたけどもぅ無理。だからさようなら…。」

こう告げたあと私は空き室を出て走って誰もいない所に行ったそこで座ると涙がどんどん出てくる…。
まるで、もぅ泣いていいよ?我慢しなくていいよって誰かに言われたかように…。
幸い誰も通らない廊下。私はここで、好きなだけ泣こう。そう思った。


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