死神の唄〜for you〜
夜空には雲が広がっていて星は1つも見えなかった。


でも雲の隙間から顔を覗かせる三日月はどこか怪しげで…


とても綺麗だった。



♪〜♪♪〜♪〜〜


三日月が雲の中から姿を現したとき…


またあの唄が聞こえてきた。


私はその唄声の主をどうしても知りたくなった。


どこで唄ってるかなんて分からないけれど足は屋上へと向かっていく。


壊れている窓を開け屋上に入る。



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