死神の唄〜for you〜
「そろそろ行かなきゃ…」


つぼみは空を見上げて言った。



「ねぇつぼみ…
 また会える…?」


不安になった。


もう会えないんじゃないかって。


なんでか分からないけどこれで終わりにしたくなかった。



「会える。」


私はその言葉に素直に喜んだ。



「だって−…」


「えっ…」


つぼみは言葉は最後まで聞き取れなくて。


フワッと風が吹いたと思ったらつぼみはいなくなっていた。



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