はるのリベンジ
バレちゃった




屯所へ戻ると、応急措置をしていた、永倉助勤と、藤堂助勤の傷の手当をする。



二人共、パックリいってる。


藤堂助勤は額を、永倉助勤は親指の付け根を斬られていた。



薬を塗り、縫合をして、包帯を巻く。



さすが、小川の父。医術を習っておいて、良かった。




平隊士の人達は、手当てした後、山南副長と、島田さんが受け持ってくれた。



そして、沖田助勤の所へ行く。




部屋に入ると、沖田助勤は、寝ている。




私は、沖田助勤の額の上に乗っている、手拭いに水を含ませて、また、額に置いた。




私は、沖田助勤の首辺りを触って熱を計る。


はる「まだ、熱いか・・・。あ・・・。湯呑みがない・・・。」




お勝手に湯呑みを取りに行くため部屋を出る。





私は、縁側に座る。




今日は色々あったな・・・。



しばらく、月を眺め、心を落ち着かせる。



吉田様は大丈夫だったかな・・・。



他の方々も・・・。


私は、どうしよう・・・。バタバタして、後回しだったが、どうすれば、父上に拷問した奴を特定できるのかな・・・。一番怪しいのは、土方副長・・・。




はる「はぁ・・・。」


溜め息ばかりが漏れる。


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