元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】
7月上旬となりそろそろ進路を決める時期となっていた。


「……登坂さん、もう一度言ってください」


「何度でも言います」


私は今、担任と二者面談をしていた。


「私は星城高校へ行きたいです」


そう言うと先生は「はぁ~」と大きなため息をついたのであった。


「えっと…星城高校はここらへんの学校で一番偏差値の高い学校なんだけど分かってる?」


「もちろん、分かっています。それでも行きたいんです」


「なんでそんなに行きたいんだい?」


「そ、それは…………うっせーな!関係ねーだろ!」
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