雪恋~幼なじみとのクリスマス~
「んぁっ!何でもない。」

「変なの。」


危ない、危ない。
いつものクセが出たよ。

「ここ、めっちゃお洒落じゃん。」

「だろ?」

メニューを見ると、高かった。


「いいの?こんな高いお店。」

「いいから。」

もしかして、この日のためにバイト頑張ってくれたのかな。
もし、そうだとしたら…
全然会えなかった日もあったから、なんか嬉しい。

勝手な想像だから、違うかもしれないけど。


「綺麗ー。」

ここ、30階から見える東京の夜景はまさに絶景だった。

私達の席は夜景がすぐ見える窓際。


拓海、ロマンティック過ぎるよ。


薄暗くて、明かりがほんのり光っていて。


うっとりしていた。



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