雪恋~幼なじみとのクリスマス~
恋なんて、何?って感じだったし。
でも、親友の優香ちゃんが、それは恋なんだよ!って言ってて、分かったって感じかな。


そんな過去の話は置いといて。


本当は会ってほしくない。


仲良いからこそ、
奈央ちゃんのことむかついたりしたくない。



そう思いながら、案内した。

「拓海くん!」

「あっ、奈央ちゃん。」

私に見せたことない満点の笑顔を彼女に見せていた。

むかつく…。

だから、嫌だったのに。


私は取ってきた玉を置いて、雅人くんの隣に座った。


「どうした?」

雅人くんが心配そうに顔を覗かせて来た。

「だっ、大丈夫!」

慌てて、顔を上げた。


「いいの?」

「何が?」

「あれ。」

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