(仮)非日常
「笹原‼︎何をしている」
何?私が今何をしているのか?そんなの愚問だろ?
「何って、今授業中ですよ?だったら何をしているのか…分かりますよね?」
もちろん、私は授業なんで受けていない。こいつはなんて答えるのだろうか。
「授業中は授業を受けるものだ。なのにお前は今何をしていた、外を見ていたではないかっ‼︎」
「それが何か?」
「授業中は俺の顔以外見るなといつも言っているだろうが!」
「先生の顔見てても授業は頭に入ってきませんし。黒板もノートもみれませ〜ん。それでもみんなノートを取っているということは先生の顔以外も見ているということになりますが?」
「屁理屈を言うな‼︎」
「先生、その図星だと逆ギレする癖、直して方がいいですよ?そのうち身を滅ぼす可能性がありますから。」
キーンコーンカーンコーン
「…ちっ。今日はここまで、予習してくるように。」
「ありがとうございました。」
「「ありがとうございました」」
ガラガラー
「またやってたね、笹原VS教師」
「いつもの事だけど、うざいね、笹原」
「そうそう。聖高の品を下げてんの気づいてないのかな。てか、学校くんなって感じだし。」
お前らの方が聖高の品?下げてるし。高校くんなって…。いやさ、私も来たくはないんだけどね。明がうるさいから、嫌々きてるんだよ。
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