センチメンタル・スウィングス
「確かに、俺は女友だち多い方かもしんねーけど、俺にとって友だちって呼べる人たちは、女でも男でも大事だ。つき合いの程度に差はあるが、大事な度合っつーか、そういうのに差はつけてないつもりだ。それは、万人に好かれたいからじゃなくて、みんな大事だから。そういう態度取られたくないと思うことは、相手にもしたくないから。それだけだ」
「・・・わかりました。だから」
「まだ話は終わってない。さっきおまえは、俺がおまえを求めてないとか、ドキドキさせられっぱなしとか言ったが、それ言うなら俺だってな、おまえにドキドキさせられっぱなしなんだよ。おまえを求めてないだと?おい、今まで俺のどこ見て、そんなこと言えんだよ!」
「え。だってそれは・・・」
「まぁ確かに俺、ちょっと加減してたけど?だって、俺がどんだけおまえを愛してるか、全開見せたら、おまえ絶対引くと思ったし。100パーの今でも、おまえ及び腰じゃんか」
「は・・・い?じゃぁ、“全開”って、何パーセント、なの」
「知るか!」と和泉さんに言われた私は、こらえきれずに、プッとふき出してしまった。


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