センチメンタル・スウィングス
「タバコを止めるなとは言わないが、妹の近くでは絶対吸うな。有害な臭いも妹の周辺にまき散らすな。さっきも言ったが、これは専務命令だと思え」
「お兄ちゃんっ!」
「なんだ桃子」
「そこまでお兄ちゃんに言ってもらわなくても、和泉さんはちゃんと隠れて吸ってるし、私は大丈夫・・・」
「だからおまえは病院へ行ったことを、俺に言わなかったのか」
「え。あの・・・・・・。お兄ちゃんに言えば、今みたいに過剰に心配すると思って・・・。ホントに大丈夫だったから言わなかったの」
「おい桃。病院って何だよ。おまえ、病気なのか?」
「いえ!そうじゃなくて・・・・・・」
もうお兄ちゃんっ!なんでここで追及するのよ!
という、少々恨めしい目つきで兄を見ると、「慎矢も知っておいていいだろう」とお兄ちゃんが言い返してきたのは、同じ職場の友人で、しかも所長で私の上司に当たる人に、仕事中の私をちゃんと監視してろという思いがあるからじゃないの?
「お兄ちゃんっ!」
「なんだ桃子」
「そこまでお兄ちゃんに言ってもらわなくても、和泉さんはちゃんと隠れて吸ってるし、私は大丈夫・・・」
「だからおまえは病院へ行ったことを、俺に言わなかったのか」
「え。あの・・・・・・。お兄ちゃんに言えば、今みたいに過剰に心配すると思って・・・。ホントに大丈夫だったから言わなかったの」
「おい桃。病院って何だよ。おまえ、病気なのか?」
「いえ!そうじゃなくて・・・・・・」
もうお兄ちゃんっ!なんでここで追及するのよ!
という、少々恨めしい目つきで兄を見ると、「慎矢も知っておいていいだろう」とお兄ちゃんが言い返してきたのは、同じ職場の友人で、しかも所長で私の上司に当たる人に、仕事中の私をちゃんと監視してろという思いがあるからじゃないの?