視線の先にはいつも君



同じ部活で、俺の親友である楢橋京太。




1年の時に同じクラスで、それで好きになったんだとか。



それを知ってるのは俺と高松だけだから、京太のことがあると嬉しそうに話してくる。





「よかったじゃん」



自分の気持ちも言えない俺が言えるのはこんなセリフくらい。





「原田君もよくやるよ」


「しゃーねぇじゃん」



言ってはいないのに、高松は俺の気持ちに気付いてるらしい。




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