視線の先にはいつも君



何当たってんだよ。


しかも穂花に。




前からわかってることじゃんか。




穂花が好きなのは京太。


穂花は京太の前だと上手く喋れなくなるくらい緊張するってこと。



前からわかってるのに、何今更苛立ってんだよ。





「じゃ…拓人、楢橋君。部活頑張ってね」


そして穂花は、そのまま行ってしまった。



< 19 / 83 >

この作品をシェア

pagetop