Successful Failure -短編集-



「ねえ、水島君。今日、これから暇?」



「ごめんね。今日はちょっと忙しいんだ」



女の子からの誘いを断る。
普段ならあまりないのだが、普段ないだけに、女の子の方もわりとすんなり受け入れてくれた。



俺は、吉良の方をチラッと見た。
相変わらずのろのろと教科書をカバンに詰めている。



先に行って待っていよう。
男とはそういうものだ。


< 356 / 516 >

この作品をシェア

pagetop