ジサツストッパー〜これから自殺する人へ会いに行く〜

「あっ!流れ星だ」


「えっどこ?」

この空の状況からして流れ星は見えない。何かの見間違いだと思う。


「なんて、お願い事した?」



「えっ!?」
流れ星を見つけて、お願い事した?って生まれて初めて聞かれた。それにたいして俺は何て答えればいいのか?あっ!
「キミは何てお願い事した?」

聞き返せばいいことに気付いた。



「ずっと今まで、ふつうの女の子になりたいって思ってた。でも、あたしはあたしでいい。これからもあたしでいいです。って願った」



「うん。それでいいさ」



意味わからないけど。



「中村さんは何てお願い事したの?」



えっ!わからないし、何で俺の名前知ってんだ。



「秘密だよ。それより腹減った。飯食いに行こうか?」


「うん。いく!」



怪しい男に着いて行かないという約束をいきなり破る女の子とそれに気付かない俺だった。

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