紙飛行機にのせて…
「えー!酷いよ!覚えてないの?」

散らばったものをみると、慎也が見学した、あの大学。


「あ、東さん⁉︎」
偶然にも程がある。


「そ、正解〜。って!僕の不注意だったかも。これ、進路指導室に置くんだよ。」

「職員室の…右横ですよ。
進路指導室は。すみませんでした…僕も不注意で…」


慎也は、再度謝り、踵を返す。
「あ、まだ入試の手続きあるからね〜。」


慎也は、そのまま昇降口へと向かい、
途中、誰にも会うこと無く帰っていった…


——————…

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