紙飛行機にのせて…
「…悪いこと、言っちゃったのかな?」

「うーん…どうだろ。僕と慎也の問題だからね…」


「ショボン…」

琴美が項垂れると、

「僕と慎也の関係、聞いたよね?」
政人が話を切り出した。


「え、あ、はい。」

「あはは^ ^敬語じゃなくて良いよ。あれ?言ったっけ?」


ふと、琴美は思った。

(先生って、慎也君と私と関わる時…

違いがありすぎるよーな?そうじゃにゃいよーな?)
と…


「はーいだにゃ!ニャン♪」

そう言って、琴美は猫の手をして、頬の横につけた。


「あ、少し逸れたね。」

「センセは、先輩を…」

「あのさ、また、それるけど…慎也に会ったこと…あるんでしょ?それと、僕にも…」
琴美は静かに頷いた。


「あの時は、びっくりだよ。」

「ふぇ?」
首を傾げた。

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