紙飛行機にのせて…
「と、都月⁉︎」

「間中、お前…何歌ってたんだよ。」

「な、な…」
クラスメイトの、間中優だった…



「い、いつから…」


「ついさっき?」
わざとらしく、疑問系で慎也は言った。


「だ、誰にも言うなよな!お、俺が…

“花戸みこと”のファンで、そ、そにょ、う、歌を歌って、リズムをとっていたなんて…言うなよな!」

花戸みこと…政人と唯香の高校時代の同級生で、唯香の親友の…


「…ファンなのか?」

「わ、悪いかよ!つーか、どーしよもねぇんだよ!好きなもんはよ!っ…」


「間中?発作?」

「や、何でもねぇよ…薬、飲まねぇと…ん?んで、知ってんだよ!発作!はっ…」

ジャージのポケットから、間中は取り出し、水を飲んだ。

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