紙飛行機にのせて…
最初についてたのは、五十嵐だった。彼は、バスで来たとか…

「なぁ。」
「君と話すことないんだけど?」

帰り道、彼はバス停が駅前らしく、一緒になってしまった。



「つれないなぁ…静也君。」

「名前違うんだけど?」
「え?そっだけ?」

ま、覚えなくても良いけど…赤の他人だから…ね。

駅に着き、慎也は彼に何も言わずに、別れた…別れようとしたが…


「じゃあな!静也君!」

彼が慎也にそう言った。もちろん、慎也は、ガン無視して切符を買った。

切符を改札口に入れて、切符を取り、階段を下りて電車を、慎也は待った。



数分後、電車が止まり、その電車に乗った。


揺れる電車の中、考えたくないことがうかんだ。

(…嫌いだ。何もかも…)

《次は○○〜》
慎也が降りる駅名のアナウンスが流れた。

< 23 / 278 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop