紙飛行機にのせて…
「“修”?」
そう、男の人の名前があったのだ。

それと…
「“小百合”⁉︎」
の、名前。


「…琴美の父親?男の名前の方。」

男の名前の方は、それしか考えられなかった。



(——聞いて見るしかないか。)
行きたくないが…


————


「何だ?」
父は、医院長室にいた。

関係者しか使わないエレベーターから、今いる場所に来た。



「聞きたいことがあるんだよ。単刀直入に言うけど、琴美の両親…亡くなってるのかよ?」

一睨みして、言った。

「…あぁ。数年前に、な——」
そう、険しい顔つきで言った。


「小百合は、事故死?父は…他殺。詳しいことはわからないんだ。俺にも、な…」

「…そう。」

「父親の、修”-シュウ-は、琴美ちゃんにな、その…」


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