紙飛行機にのせて…
「せんせ?」

「あ、ううん…大丈夫。けど、暫らくは外出禁止ね。」


「えー?そんにゃに悪い?」
琴美がそう言うと、


「いや、念の為、ね…あ、薬飲もうか!」
と、しどろもどろ気味に言った。



「はーい。」

琴美は、そんな事は気にせず?元気に返事した。

そして、渡された薬を彼女は飲み、割れた痕跡のある窓を見た。


「ねぇ、紗子姉。また…やらかした?」

「…」
紗子はうつむいた。

「そっか。やっちゃったんだ…分かってるから!通算何回目?」

明るく言った。けど、無理をしているだろう。


「それは…言えないな。なぁ?俺はその場にいなかったからわーらんけど。」

政人は、医院長なので多忙で受診めいたのが終わったらいない。


今、琴美の病室にいるのは、えーいっちゃん,紗子と琴美だ。

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