紙飛行機にのせて…
その3日後、

「んじゃ、よろしく!」
慎也は、掃除をさせられていた。

罰としてだ。

慎也本人は、何もしてない。けど…進路希望調査紙を出してないからだ。

それと、サボった罰として。


「はいはい。分かりましたよ…」


「サボったら…分かってるよな?」
慎也を担任は睨みつけた。


***

「ふう。こんなんかな…」


掃除が終わって、担任に報告するために、道具を片付け、慎也は探した。


「よう、都月。終わったんか?」

「はい。」
ちょうどいたので、話しかけた。



「そうか、お前、早く出せよ。ま、今日は帰って良いが…」


慎也はためらいもなく、
カバンを取りに行き、その後、そのまま帰っていった…


——————…

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