紙飛行機にのせて…
フワフワ夢の中。

「琴美ちゃん。早くおいで。」

白い小さな天使たちが空の光へと琴美を誘う。
このところ、毎日この夢を見るのだ。


「天使さぁん。私は…遊びたいな。」

そう夢の中で、琴美が言うと、天使たちは琴美を花畑に連れていった。


そこで、琴美と隠れんぼ。
琴美が鬼で、天使たちが隠れる。



天使たちをそれぞれ見つけると、
最後の天使を見つけ、次は鬼ごっこ。

また、琴美が鬼。

「待ってよー。」
10数えた後、追いかける。

なかなか捕まらない。


ひたすら走った。

夢の所為か、走っても平気だった。


琴美は、車椅子で歩いたりすることも出来ないから…

「待ってよー。天使さぁん!」


次第に疲れてきた。

すると、小さな悪魔が琴美の目の前に来た。

「ねぇ、早くこっちに来て僕とあそぼ!」

そう、小さな悪魔は言った。


「どうして?」

「天使達より、僕と遊んだ方が楽しいよ!」

琴美は、迷う。


「鬼さんこちら!」
天使が、琴美(鬼)を呼んでいる。


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