大切な友達☆
新学期
太陽がキラキラ光ってる。
まだ春だ。
神崎真亜、中学2年生。出身も育ちも東京。
今日から新学期。
でも真亜が一番楽しみだったことは、今日この学校に転校生がくること。
しかも女。
友達とかクサイことゆってるけど絶好のチャンス!!

早速教室に入る。
そしたら見たこともない女の子が私の席の横に座っていた。
新垣夏姫、千葉県からきた。
そこらへんにおる女子とはちがった。
もちろん私も・・・。
めっちゃかわいい・・・。
みとれていたら、誰かが私の背中を押した。
「わぁっ・・・・なにするん!!」
「ごめんごめんちょっと押しただけ!!」
桜坂莉麻、小学校からの友達。
あたしにとって一番大切な友達。
「あの子かわいくない??」
なに気なく聞いてみた。
「だよね。うちらと全然ちゃうよな!!」
って言った。

あたしと同じこと思ってる。
ちょっぴりうれしかった。
キンコーンカーンコーン・・・・・
チャイムが鳴った。
最初の授業が始まった。
莉麻と席が近く、私は授業中ずっとしゃべってた。

休み時間、莉麻と手をつないで学校を散歩した。
私は楽しみにしてた転校生のことなんてもう忘れてた。
莉麻がいればいい・・・。ただそれだけ思った。

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