3日限りのルームシェア
今、樹は知香と同じ家にいる。
正直3日間でどうするかなんて考える余裕がない。
ただ一つ言える事は・・・・
知香は樹に対して恋心を全く抱いてなさそうだと言うことだった。
唯一の救いは、好きな男も今はいない様だと言う事。
樹は諦めきれない気持ちいっぱいで知香の姿を見つめていた。


知香に風呂の用意が出来たと言われ樹は風呂に入ることにした。
ボディーソープやシャンプーを用意していなかったため
知香が自分のでよければ使っていいと言ってくれた。
それだけで樹のテンションは上がってしまった。
好きな人と同じ匂いを共有できる・・・・俺って変態か?
・・と思ったがそれでも構わないとさえ思えるほど重症なのだ。
そんな樹の気持ちなど知香は知る由もない事を
樹は知っているだけに限られた日数をどう過ごそうか
どうやってこの思いを伝えようか・・・・考えるのだった。

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