あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。
……これは。
「く……シュガー、どうしたの?」
あたしに突っ込んできた黒い塊は、涙を浮かべたシュガーだった。
シュガーはあたしの着ているワンピースにツメを立て、ぶら下がる。
小さな猫といえど、重量は1キロはあるのでワンピースが悲鳴をあげる前に慌ててシュガーを抱え込んだ。
〈だって、まおが倒れたって聞いて……! でも、それと同時に俺も倒れちまったから……心配だったんだよぉお!!〉
ニャゴニャゴとわめく声は、あたしにしか聞こえないから、周りのみんなはキョトンとしている。
シュガーはなかなかあたしから離れてくれない。