貴方が残してくれた居場所




それからあたしたちは

いつも通りにダラダラしてた。




龍斗は携帯ゲームやって

あたしは音楽聞きながら寝てた。





あたしたちには

ほとんど会話がない。




でもそれが嫌だとか


そんなのまったく思わない。





むしろ、それが当たり前で

側にいるってだけで安心できて






居心地がいい。







龍「今何時?」


華「携帯いじってんだから

  自分で見れるじゃん」

龍「あ、そっか」


こいつアホなん?



龍「もう11時なんだけど」


華「まだそんな時間なん?」


龍「まだじゃねぇよ、もうだよ」


いや、どっちでもいい。



龍「ん~出かけるか?」


華「いい。寒いから嫌だ。」


龍「じゃあ一緒に風呂入るか」


華「なんで一緒になん?

  おかしいよね?」


龍「だって華夜風呂嫌いだろ?

  すぐ出てくるし」


華「だから?」


龍「風邪ひく」


華「頑張る」


龍「よし、一緒に入るべ」



華「…は?・・『ヒョイ』っうわ」


龍「いくぞッ」



華「一人で行けるし、

  一人で入れる!」


龍「いいから一緒な?」


  あー拒否権なしな。」


こいつ殴っていい?

いいよね?


あ、でも今殴ったら落ちる。


降ろしてもらったら殴る。



龍「はい、t『バキッ』いてぇ…」


華「一回死んで来い。」


龍「そんな怒んなよ~」



華「………。」




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