友達の延長線

放課後のストーカー


アレから2ヶ月。

あっという間に過ぎていった気がする。

あたしはクラスメートとも上手くやっている。

実良とは本当に仲良しになれた。

実良は見た目ほどチャラくもなく、純粋な女の子だった。

「え、実良ホントに!?」

あたしは教室で大きな声を出した。

「ちょっ、ユカ声デカイよっ!」

実良はあたしを『ユカ』と呼ぶ。

「ご、ごめんごめん」

だって…実良が初恋をまだ体験していないらしい。

「だから、憧れちゃうよー」

「そーだねー。あたしもそんなにしたことないしさぁ」

なんて2人で非リアの愚痴り合い?笑

「この前かっこいいって思ったら、ゲス顏見ちゃったんだよ!?」

「え”、ゲス顏!?」

あたしが吹き出して大笑い。

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