Darkness love1
「何があったか言え」


ずっと無言が続く中、最初に口を開いたのはジンだった。


「えっ…と…」


何から話せば良いのか、言葉を探していると、リュウが口を開いた。


「話せねぇなら無理に言う必要ねぇぜ?」


多分、私を気遣ってくれているんだと思う。


でも、このことは話さなければいけないような気がした。


一人で、このことを抱えてることが怖く感じる。


だけど、私は言わない。


心配はかけたくないから。


「相手の友達が、急に大声を出したから、びっくりしただけだよ」


だから。


だから、私は嘘をつく。
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