SMIWWER


「一緒に吹奏楽部に入ろうよ!」


笑顔でそう言ってきたのはまりだった


「吹奏楽?やったことないよ?」


瑞波は不安気にこたえた


ピアノは少しかじった事があり
楽譜は読めるがその程度だ


「大丈夫!私も未経験者だし!」


正直 吹奏楽部は魅力的だった


部活動紹介の日の感動は今でも覚えている


それにずっと個人競技の水泳をやってきていたせいか、団体で1つのことをやるのに憧れもあった


どうせやる部活決まらないし
友達も一緒だし
別に悪い気もしないし


せっかく誘ってくれた佳奈には悪いけどハンドボールは断ろう


どうせ球技は下手くそだし


なにより早く部活を決めなければならない


「ま、いっか!入るよ!吹奏楽!」


話をまとめてまりと別れた後
入部届けの用紙に書いた‘‘水泳部”の文字を消しゴムで綺麗に消し
‘‘吹奏楽部”と濃く強く書いた



< 13 / 24 >

この作品をシェア

pagetop