きっと、明日も君がすき。




「…あったかい」



両手で包み込めば、あったかくて。じんわりと掌から、熱が伝わってくる。




「ふふふ」

嬉しくて。

ありがとうございます、とお礼を言ったけど、返事は無かった。

と言うか、こっちを見てさえもいなかった。

でもいいんです。そこがまた素敵だから。


「急に寒くなくなりました」


たった一つのカイロで、体だけじゃなくて、心まで内側からポカポカしてくる。




ううん、心が温かいのは隣を歩かせてくれている時からずっとだけど。



「…変」

私のこの気持ちは、言葉でいくら伝えようと思っても結真くんにはなかなか理解してもらえないみたい。

変でもいいんです。

隣にいれるだけで。

何もあげないといいつつ、こうしてカイロをくれただけで。



いらない、なんて嘘でしょう?




結真くんがすっごく寒がりなのは、知っている。




この時期はカイロを常に持っていて、

さっきまでずっと握っていたのも分かってる。

「いい加減止めたらいいのに」

ぽつり、私に落とされた冷たい言葉。

「止めれません」


こうして、時々優しくしてくれるから。その優しさにまた、きゅんとして。



好きになるの。



ツンデレ万歳!

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