きっと、明日も君がすき。
その中でも真央って人は結真くんの隣で笑っていて。…私とは違う、距離感で。
「これで分かったでしょ?真央が佐田くんの彼女なの。嘘ついて本当の彼女に申し訳ないとか思わないわけ?」
「思わないから嘘ついてるんだろーけどさー」
「真央最近あんたのせいで全然元気ないんだけど!」
ぼんやりと、画面にうつる佐田くんとその子をの写真を見ていれば、すっと手からスマホを抜かれた。
どういうこと、だろうか。
「好きな人ができたら、別れていいから」
最初に言った結真くんの声が、頭の中で反響する。
本当に、付き合ってるのだろうか。私は、結真くんと写真を撮ったことなんかなくて。
どう見ても、付き合ってるようにしか見えないコメントもあって。
茫然とする私に、容赦なく言葉の刃が向けられる。
「友達が傷つくの、見たくない気持ちわかるよね?」