絶対やせて貰います。


「「はぁーー」」

深いタメ息をつきながら額に手を当て俯く二人の姿。

「なに、何どうしたの?」

何か大変な事を見逃したのかと不安になり二人に問いかけるも……

「はぁーもう『なに、何どうしたの?』じゃないよ!!

こいは弟に合わせて大きな弁当を食べてた訳だよね?

だ・か・ら、今後は適正量に戻すだけで痩せられるって気付かないかな?

家族仲良しなのは結構だけど、なんで必ず三等分なのよ?

こいは自分が食べたい分だけ食べたてら良かったんじゃないの……」

『そーだよ、何で必ず三等分に分けて食べてたんだろう?』

今更でも作った料理を等分にする事に何の疑問も持たなかった自分に呆れて愕然となる。

カンナちゃんの言葉で目から鱗が剥がれ落ちた気分だった。



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