なやとりえほ(仮)
第1章

沈む世界

【舞side】

――――ピロリン・・・

音のした方を見る

ケータイが暗闇で浮き上がるようにして光っていた

メールだ。


アイコンをクリックしメールを開く

あたりが一瞬にして明るくなった


from:片山鈴音

  今ドコ?


用件だけの素っ気無いメールだった


to:片山鈴音

  家にいる。

  どうかしたの?


同じくらい素っ気無いメールを送り返し10分だけ返信を待ってみる

しかし10分経っても返事が来ないので当初の予定通り寝ることにした


もうすっかり古くなってしまった時計は11:30を指している

16年前に結婚した夫は今日は出張だそうだ

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