なやとりえほ(仮)
何が起こっているのかわからなかった
私は普通の15歳の女の子だった
でも16歳の誕生日の前日、交通事故にあった
楽しみだったケーキもその日は食べられなかった
そして父はその日、出張でいなかった
本当の出張かもしれない。
でも浮気相手にあっていた可能性もある
私の誕生日を休んでまで―――。
私はそんな父が急に怖くなった
そして16歳になろうとしたあの2月9日の冬、私は死んだ
でも私は両親が心配でここにいる
その時自殺しようとした母を父が止めた
『奏がいなくなってしまった。悲しくて泣いても、それでも奏はかえってこない
私はいったいどうやって生きていけばいいの?』
『お前には俺がいる。かなでも私たちの周りにきっといる。
これからは二人で支えあって生きていこう』
そしてこう誓ったのだった