君と僕の一夜物語

シオンの座っている
操縦席とも言えるキャリッジ


そこから振り返り、
後ろの扉の開いた荷台に
呼びかける




『…ぐう』

「よく寝れるな…
涼しくなってきたとは言え、
荷台の中は屋根もついてて
暑いっつーのに」


色々な道具が詰め込まれている
荷台の中に、

小さく丸まって眠る少女が1人


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