臆病者の鬼遊び
(私は、怠けもので……毎日を、ただ何となく過ごしてるだけ……)
特に趣味を持つわけでもなく、ぼうっとしてるうちに、一日が終わってしまうこともしばしばだった。
自分が何をしたのか、覚えていないこともある。
青春とは程遠い、若さを放棄したような自分。
実に、嘆かわしい。
バイタリティあふれる他の友人達は皆、変化の少ない日常を憎んでいるように思う。
けれども七海子は、この変化の少ない日常にこそ、安心を覚えていた。
何も考えず、ぬるま湯に浸かっているようで……。
(……帰ろうっと)