もう、好きじゃないから

結局、みさきは、3日ほど休み、
会社に出勤してきた。


「おはようございます。皆さん、
ご迷惑おかけしましたもう、大丈夫です
また、頑張ります。」


いつもの業務をこなし、
ランチ休憩。

俺のデスクに来ると、
「早瀬主任、ありがとうございました」

「あまり無理するなよ。」「はい」

ドア近くから
「みさき!ごはん行こう!ちゃんと
食べないとね!」
「うん、若菜、ありがとう。」

「何言ってんのよ!さぁ!行こう!」
二人は出て行った。

「みさき…。俺は…。お前がずっと」
内線が鳴った。

「はい。早瀬。わかりました。通してください。」


カツカツとヒールを鳴らし、
女が入って来た。

「奏!お願いがあってきたの!!」
俺に抱きつく…。瑞季だった。

「元気だなー!相変わらず!」
「はい!これくらいしか取り柄ないから
って、それより、これ見て欲しいの!」

見せらせたのは、瑞季がデザインして
今、密かなブームを起こしている

切り替えの有るボトム。

「アクセ次第で、カジュアルにも、
オシャレ着にもなるの!いいでしょ!」

「で!カタログに載せて欲しくて!」

「俺一人では…。まぁ、午後から、会議あるし、その時紹介するからさ!」
「本当??うれしい〜!奏〜!大〜すき
よ!」ちゅっと頬に触れた。

「やめろ!馬鹿!会社だぞ!」
「いいじゃない!私と奏の仲じゃん!」

「ねぇ!時間まで、ランチ行こう!!」

手を繋がれ外に出た。
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