ねぇ、笑って?《詩集》
かなしい

あなたを想うと

置き所のない気持ちが

抱えた重さにふらつきながら

ゆらゆらと

出口を求めて

さ迷っている

どこにも行きつかない

あなたに届くこともない

何よりも私が望まない

自然と消化されるまで

重くても

苦しくても

抱えていたい

いつまでも忘れないように

長く想っていたい

かなしさも愛おしい

このまま

重さに押し潰されて

いなくなれたら

幸せなのに
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