最初で最後の私の恋物語
「…」

「あぁ…」

「俺はあの日に俺が味わった苦しみをあいつ
にあわせてやるとそう誓ったからな」

「時間が経っても許すことができないんだよ!
許したくもない。
あの女のことを思い出すだけで、
吐き気がする…」

嗚呼、今言った言葉でどれだけ浅村君がお母さんを

憎んでいるか分かったよ。

どうしても許せないんだよね。

私も五年前、心に大きな傷をつけ、男嫌いに

したあの人が大嫌い。






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