終わりかけの永遠に
「次の曲は、結構ポップでノリやすいと思います!」


そう言って、千歳くんはギターを弾く。
さっきより弾むような、跳び跳ねたくなるような音色。

そして、千歳くんの歌声はさっきより高く、明るく、楽しそう。

千歳くんの可愛さが、引き立つ。

すごい。
その一言に尽きる。

さっきとは全く違う。
でも、どちらも千歳くんらしい。
たくさんの面を持っていて、どの面もキラキラ輝いているのが分かった。

女子からは「可愛いー!」と声援が飛び、男子からは「すげぇ!」と驚く声が飛び交う。

誰が見ても、やっぱりすごいんだ。
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