ドジっ子の作ったオムライス




「もしもし?」


  。


  。


  。







電話が終わりキッチンに戻る。




「え?ちょ、先輩!?!?!?!?」




先輩の手元には

ざっと破られた薄力粉の袋。


先輩の足下には白い粉。



「なかなか破けなくって…」



袋のお菓子をあける要領で

やったんだろう。



そう、大事だったのは

袋の開け方。




「もう…粉だらけじゃないですかあ」



ほうきを持ってきてはく。



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