優しさに包まれて
『木下さん、橋下さん、自分のやってること恥ずかしいと思わないんですか?もし、ここで浅菜さんと小見山さんが身を引いたとしても、きっと課長も部長も、あなたたち2人とは付き合わない。』

声のした方へ顔を向けると立花くんが冷めた顔で木下さんと橋下さんを見ていた。

2人は何も言えず、その場で立ち尽くす。

2人を無視して、立花くんは、

『浅菜さん、小見山さん、駅まで送りますよ。さぁ、帰りましょう。』

そう言って由華と優希の背中を押した。

立花は、浅菜さんと小見山さんを駅まで送ってから、木下さんと橋下さんがしたこと、浅菜さんと小見山さんを、ちゃんと駅まで送ったことを大塚課長にメールで知らせた。


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