きらきら輝かせて恋色に
劇団さざなみ

六郎さんの言われるままにここへ
やってきたわけだけど…

「あっ、あのここ、どこですか?」

大きなお屋敷…。
学校くらいの敷地に見えるけど、
もしかして劇団さざなみの…?

「ここは俺達の家だ」

えっ!

私は唖然としてしまった。

てっきり劇場かと思った…!
こんな絵本の中に出てきそうな
お屋敷で生活しているなんて、

信じられないや…

「劇団さざなみはみんなで暮らして
みんなで舞台を作っていくスタイル
なんだよ。だから吉岡もここで生活
してもらう」

さっき、団員の人達を見たけど
すごい人数だった。
あんな大人数で舞台を作るんだ…

「夕食の時みんなに紹介する。
それまでに自分の荷物持ってこいよ」

六郎さんはそう言い残し、すたすたと
言ってしまった。

大きなお屋敷に、強引な団長…
そしてその中で私は生活していくのか…

も、もう何がなんだか!

とりあえず、歯ブラシと洗面用具は
持ってこないといけないよね。

服は…そんなに持ってないけど…泣
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