アナタの為に
目標マイナス10キロ


「十五ーー!!じゅうごーー!!」


勢いよく、叫びながら自分の部屋に入るかのようにバタンとドアを開けた

「ぅわ!何だよ!?」


部屋の中には、今まさにアイスをくわえて雑誌を読んでたであろう


幼なじみの、滝十五が私の険悪な雰囲気を感じて驚いて見上げてきた


「あ!アイスだ!って違ーう!!」


美味しそうなアイスに一瞬心を奪われたけど、すぐにブンブンと頭をふってパンっと両手を合わせた


「十五!!一生の頼み!!私を女にして!!」


「……は!?」
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