ホワイトデーにXXXX
今日、俺が行く取引先の近くには、大型のショッピングセンターがある。

仕事も、いつもより時間に余裕がある。

ダメだ・・・こういう時の高野主任を、俺が何とかできるはずない。

この人は全部わかっていて、話を振ってきてるんだから・・・

「ハァ~」と大きく溜め息を吐いて、渋々頷く。

「・・・わかりました」

「悪いな」

ようやく、高野主任から解放された。


俺は、塚本 陽平 (つかもと ようへい) 営業一課 営業担当。26才。

さっき俺の事を丸め込んだのが、営業一課の 高野 (こうの) 主任。年は、35才・・・だったかな・・・?

宮前 (みやまえ) は、入社2年目の俺のかわいい後輩。

営業一課には、営業担当の男子社員が5人、営業アシスタントの女子社員が2人所属している。

同じ部屋の隣に、営業二課があり、人員構成も一課と同じだ。

毎年、バレンタインデーには、アシスタントの4人から、それぞれチョコ(じゃないのもあるが)をいただく。

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