好きを百万回。


嬉しいような悲しいような・・・・・・・・・・。

「言ってみればアンタ極上の庶民なのよ。性格良しっていうオプションつきで。高嶺の花で性格悪い矢口より地味に人気あるんやから。言動には気をつけることやね」

「・・・・・それ喜んでええの?」

「大手を振って喜んどけば?」

極上の庶民かあ・・・・・・・・・・。

「で、今回の若手親睦会はどうする?」

「パス。今度キルトの先生の展示会に作品出してもらえることになったの。早く仕上げないと」

「キルトとはデートも結婚もできひんよ?」

「でもキルトは浮気したりしません」

「適齢期人気物件はキルト中毒ってどうよ?」

「さあね」

この間の野波さんとの一件は亜弥にも言えないでいる。
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