夢追う私たち


「じゃ、なんかあったら、ちゃんと俺に言えよ。」

そう言って車を発進させていった。

またしても、みっともない姿をさらしてしまった…。

ただ、もの凄くすっきりした。

浅田さんには、助けてもらってばっかり…
英太とは全然違う。

普段、憎まれ口をたたいても
人が本気で傷つくような事は言わない。

私の事をわかってくれてるし…
ここぞと言うときに、甘やかしてくれるんだよね…。

なんか…どんどん好きになってる気がする…。


この気持ちをどうすることが一番いいのかわからず…
はぁぁーっとため息をつきながら、アパートの階段をのぼる。
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